人身事故

2003年6月18日
久しぶりに書いてみる。

仕事で朝一から電車を1時間ばかり乗って顧客先で講習会を開く予定が、「事故のためダイヤが少々乱れております。」ということで遅れてしまった。

幸い参加者にも同じ電車に乗って移動していた人がいて私一人だけが遅れ、ブーイングということにはならなかった。

座った席の後ろに主婦二人が観光にいく様子で話していたのだが、「まあ遅れてものんびりいくしあまり関係ないわね」といった言葉が聞こえてきた。私も幸いと書いてしまったが、人が死んだのである。このことに鈍感(あるいは敏感?)である二人には「なぜ死んだのか」少々その人の身にもなって考えてよと思った。

一方で人身事故の賠償額に表されるように多数の人の足止めとなるその行為の迷惑度は、やはり大きいとも思う。

「死」に対して、「幸いにも同じ状況の人がいた」と思う気持ちと「のんきな言葉に腹立たしく」思う気持ちと「亡くなった方は何を思ってどのような人生で死を選んだのか」と思う気持ちが交錯した。

短い時間ではあったが、三者三様の生き方があると考えさせられる出来事だった。

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